ネットワークエンジニアの備忘録

トラブルや気になった点をメモしておきます。

Multi-Gigabit Ethernet

技術の進歩により無線lanは非常に高速化されてきました。ここで問題となるのは有線側

です。802.11ac Wave2の理論値は6.8Gに対し、一般的なAPのアップリンクは1Gです。

LAGを組むことで2Gに出来る機種もありますが、それでも1/3以下です。

また、仮に10G対応の製品が出てきても現状の10GBASE-Tは配線にCat6以上を必要と

され、現在最も多く配線されているCat5eを流用できません。

配線コストを抑えつつボトルネックを解消するためにはCat5eで10GBASE-Tを使用する

ことが出来るのが「Multi-Gigabit Ethernetです。

 

項番 ケーブル種別 100M 1G 2.5G 5G 10G
1 Cat5e ×
2 Cat6 △(55m)
3 Catt6a

#Cat5e使用時、ケーブル長が55m~100m未満の場合は2.5Gとなる場合があります。

#Multi-Gigabit Ethernetを使用してもCat5eの場合は最大5Gとなります。

 

【注意点】

AIR-PWRINJ6などPoEインジェクタを挟んだ場合、Multi-Gigabit Ethernet対応のAPを

 使用しても1G以上でリンクアップしません