ネットワークエンジニアの備忘録

トラブルや気になった点をメモしておきます。

Aruba Dynamic Vlanについて

同一SSIDを使用し、ユーザIDに基づいたVLANを無線クライアントに割り当てる機能を

Dynamic Vlanと呼びます。

ArubaでDynamic Vlanを使用する際の注意点を以下に記載します。

 

【注意点】

通常ArubaではVAPに割り当てられたVlanを無線クライアントに割り当てますが、

WLCがDynamic Vlan機能を使用した状態で、RadiusServerがattributeを付与してきた

場合、強制的に上書きされます。

attributeに付与されたVlan情報を抑止することは基本的に出来ません。

また、attributeに付与されたVlan情報に対応するVlanがWLCに設定されていない場合、

VAPに割り当てられたVlanを無線クライアントに割り当てます。

 

個人的にはVLAN毎にSSIDを作成するより、Dynamic Vlanの利用を推奨します。

ユーザが意識するSSIDが同一となるため、ユーザビリティが高くなり、複数のSSID

使用するよりもAirtimeを有効活用できるためです。

SSIDを複数使用すると、各SSIDの管理通信(beaconなど)で余計なAirtimeを消費して

しまうため、SSIDの数を少なくしたほうがより良い無線環境を構築できます。